アルバイトやパートなどの求人に応募する際は、履歴書が欠かせません。履歴書は、採用への第一歩となる重要な書類のため、書き方をマスターして今後に役立てましょう。ここでは、アルバイトで働く場合の履歴書の書き方や基本ルール、注意点を紹介します。
日付、氏名、住所といった基本項目の書き方を紹介します。
年号は西暦・和暦どちらでも構いませんが、履歴書全体で書き方を統一させましょう。
●時給が高いバイトをする
●西暦 …「20XX年」
●和暦 …「令和〇年」 *「R〇年」と略さない
記載する日付は、履歴書の送付方法によって異なります。
●手渡しする場合 …「面接日」を記載
●郵送する場合 …「ポストに投函する日」を記載
●メールで送付する場合 …「メールを送る日」を記載
苗字と名前の間を少し空けて記入しましょう。「ふりがな」欄は、平仮名か、カタカナかを確認し、スタイルを合わせて書きます。
●ふりがな … ひらがなで記入
●フリガナ … カタカナで記入
日付欄と統一した年号で記入しましょう。年齢は、履歴書に書く日付時点の実年齢です。たとえば、今22歳の人が面接日の一週間後に23歳の誕生日を迎える場合は「満22歳」、すでに誕生日を迎えている場合は「満23歳」になります。
住所は都道府県から書きましょう。「ふりがな/フリガナ」は、県や市町名、マンションの建物名などに対しても記入しますが、番地や部屋番号には必要ありません。
【例】
●福島県いわき市 … ふくしまけん いわきし
メールアドレス欄には、応募先からの連絡を受信するアドレスを記入します。迷惑メールの設定などをしている場合は、誤ってメールが迷惑フォルダに振り分けられないよう、設定を変更しておきましょう。
電話番号は、携帯と固定電話、両方書いてもどちらか片方でもOKです。日中に連絡がつきやすい電話番号を書きましょう。自宅の電話番号を記入する際は、市外局番から(例:012-345-6789)記載します。
帽子やマスクは外し、胸から上の正面の写真を撮ります。
【例】
●サイズ … 縦4㎝×横3㎝程度
●時期 … 3か月以内に撮影したもの
●背景 … 白や水色などシンプルなもの
写真によって、採用担当者に与える印象がガラッと変わります。清潔感のある服装、髪型、姿勢で撮影するよう心がけましょう。
履歴書の多くは、学歴と職歴が1つの項目にまとめられています。学歴 → 職歴の順で記入していきましょう。
1行目の中央に「学歴」と記入し、次の行から書き始めます。
●小学校・中学校は卒業年月のみ
●高校以降は、入学・卒業年月を記入
●高等学校は「高校」と略さない
●大学や専門学校は、学部や学科、専攻名まで書く
●在学中の場合は、「在学中」と書く
高校生以降は、入学・卒業年月を記載しますが、どちらも正式名称で記入しましょう。省略したり「〃」記号を使用したりするのは、ご法度です。
職歴は、学歴の下1行空けて記入します。アルバイトも、正社員や派遣と同じように職歴に含まれます。学歴と同様に、行の中央に「職歴」と記入してから書き始めましょう。
●アルバイトを始めた年月・辞めた年月ともに記入
●現在も働いている場合は「在職中」と書く
●職歴がない場合は、「職歴」の1行下に「なし」と書く
退職している場合は、理由も記載するのが一般的です。直前の職歴まで書いたら改行し、右下に「以上」と記入して締めます。
免許や資格は、取得した年月日の古いものから順に記載します。応募先の仕事と関係のない資格であっても、アピールポイントになるため書くようにしましょう。書く資格や免許がない場合は「なし」と書きます。
志望動機は、「なぜ、その応募先を選んだのか」「なぜ、この仕事をやってみたいのか」を書きます。アピールできる重要な部分になるため、「家から近いから」「時給が高いから」といった理由をそのまま書かないようにしましょう。表現を工夫して、気持ちや熱意が伝わる動機にするのがおすすめです。
【例】
●家が近いから → 自転車で数分の距離にあるため、シフトの調整がしやすいから
●時給が高いから → 奨学金を自分で返還していく必要があるから
自己PRでは、自分の得意なことや仕事に対する思いなどを記入します。採用担当者が重要視している欄なので、自分の経験や長所、スキルを振り返りながら書きましょう。
【例】
●誰とでも打ち解けられるコミュニケーション力がある
●テキパキと物事をすすめられる
●部活では、リーダーとしてチームをまとめてきた など
募集職種が複数ある場合や、勤務地、勤務時間などを選べる場合は、本人希望欄に自分の希望を書きます。また、学校の関係などでシフトに入れない曜日や時間が決まっている場合には、その旨も記入しておくとよいでしょう。
希望がない場合には「特になし」でも問題ありませんが、「貴社の規定に従います」と書いたほうが、ていねいな印象になります。空欄は避けましょう。
履歴書は、学歴・職歴欄が狭いものや広いもの、自己PR欄が大きいものなど、さまざまな種類があります。また、サイズも2種類あるため、応募先から指定がない場合は、自分に合うフォーマットを選びましょう。
【一例】
ベーシックな履歴書は、新卒者から転職回数が多い人まで、幅広く向いています。
履歴書のサイズには、A4とB5があり、応募先からの指定がない場合はどちらを使っても問題ありません。アルバイトやパートで応募する場合や、職歴が少ない場合には、記載内容をコンパクトにまとめられるB5サイズを使うのもよいでしょう。
履歴書を書くとき、以下の行為はNGです。
【例】
●消せるペンや修正液を使う
●空欄のまま提出する
●使った履歴書を使いまわす
履歴書は、黒色のボールペンで記入します。水性より油性がベターです。鉛筆やシャープペンシル、消せるペンは使用しません。
また、書き間違えたところを修正液や修正テープで消して書き直す行為もNGです。面倒かもしれませんが、最初から書き直しましょう。
空欄のまま提出するのもタブーです。空欄にしておくと、「熱意がない」「やる気がない」と感じられてしまう可能性や、記入漏れだと思われてしまうおそれがあります。
職務経験がない、資格がない、といった場合には「なし」と記入しましょう。
ほかの応募先に使用した履歴書を使いまわすのもやめましょう。応募先によって、志望動機や自己PRの仕方も違ってくるはずです。また、採用担当者はこれまで何人もの応募者の履歴書を見てきているため、見抜かれてしまいます。
履歴書を使いまわしたせいで印象が悪くなってしまうのは、もったいないことです。面倒でも、その都度新しい履歴書を作りましょう。
履歴書は、採用に関わる重要な書類です。アルバイトをはじめ、転職・就職の際は、それぞれの会社にあった志望動機や自己PRが書け、気持ちが伝わると採用につながるので、面倒でも1枚ずつ、ていねいに作成することが大切です。
書き終わったあとは、誤字・脱字や記入漏れがないかもチェックしましょう。
ジョブファインでは、「短期バイト」や「単発バイト」をメインに、さまざまなアルバイト求人が取り扱われています。日払いや週払いの求人検索も可能なため、以下のような方におすすめです。
【こんな方におすすめ!】
●首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)でアルバイトを探している
●未経験から始められるアルバイトを探している
●軽作業のアルバイトがしたい
●短期間、またはスポットで入れる単発バイトを探している
●時給ではなく「日払い」や「週払い」のアルバイトを探している
ジョブファインで、自分にぴったりの仕事先を見つけましょう。
© Desirefield Co., Ltd. All Rights Reserved.